霊園・仏事の知っ得コラム

もしもスタッフ連載

お墓の費用~年間管理費(護持費)について

2023年04月08日

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今回はお墓の費用の中でも大切な「年間管理費」について少しお話しします。

お墓の「年間管理費」は、ほぼすべての霊園やお寺で必要となります。また寺院墓地では「護持費」「護持会費」などとも言われます。
その使い道は、例えば皆様がお墓参りの時に利用される休憩所や水道設備等の維持費や、参道の整備、霊園内の植栽の手入れ等にあてられます。
ご注意いただきたいのは、一般的に霊園やお寺では個々のお墓の敷地内のお掃除等はいたしません。
それは、それぞれの家の方が行なうものだからです。供えた花や古いお塔婆などの片づけには、こうした霊園の管理費やお寺の護持費は使われません。
例えば住いのマンションでご説明しますと、階段や廊下など共有部分の掃除などは管理費で行ないますが、個々の家の中のお掃除はしないのと似ていますね。

さらに、寺院墓地の場合はこうした年間管理費(護持費)のほかにも、お寺で行なわれる様々な仏教行事の際にいくらかの「お布施」をおさめることもあります。
これはお寺というものが、皆様のご先祖や故人の供養を行なってくださる「菩提寺」となっているからです。
そのため皆様は「お檀家(または門徒)」として、菩提寺を守っていかなくてはなりません。
このように寺院墓地では年間管理費(護持費)とは別に、「お布施」や「寄付(志納金)」が必要となります。

実際に霊園見学をされると、区画の広さやその価格以外にも、こうした年間管理費の使い道なども案内される石材店の方に色々と聞くことができます。
もしもドットネットでは、そうした霊園見学のご要望も承っておりますので、お気軽にお申し付けください。

もしもドットネット コラムスタッフPROFILE

正しいお墓の知識をもって適切なアドバイスを行なうスキルを証明する「お墓ディレクター」資格を保持。
数多くの霊園に実際に足を運び、霊園だけでなく周辺環境の様子など多角的なアドバイスを心がけながら電話やメールでのご相談にお答えしています。

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