霊園・仏事の知っ得コラム

もしもスタッフ連載

終活年賀状(年賀状の卒業)の話~

2023年11月11日

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11月も半ばとなり、そろそろ年賀状の準備を始める方も多いのではないでしょうか。
ところが最近では終活ブームもあり、「終活年賀状~年賀状の卒業」をお考えの方が増えているようです。
「今年で年賀状を最後にしようと考えていますが、文面はなんと書けばいいでしょうか」といったご相談をいただきます。
文章ですが、
『皆様と交わして参りました年賀状ですが、誠に勝手ながら今年をもちまして書きおさめとさせていただきます』
などと書くことが多いようですね。
また『高齢になったので』や『終活を始めまして』などと加えて書く方もいらっしゃいます。

こうした「年賀状の卒業」は、残されるご家族への思いからなのでしょう。
お付き合いをされていた友人知人に対しての対応などで、のちのち家族が困ることのないようにという思いやりだと思います。
ただ子供にとっては、両親が生前どういう人たちとお付き合いをしていたのか?
残された年賀状は、そうしたことを知ることができる手段でもあるのですけれど。

終活とはいえ、長くお付き合いのある方々と新年の挨拶を終わりにするということは、
そのお気持ちを考えますと、簡単なことではないですね。

もしもドットネット コラムスタッフPROFILE

正しいお墓の知識をもって適切なアドバイスを行なうスキルを証明する「お墓ディレクター」資格を保持。
数多くの霊園に実際に足を運び、霊園だけでなく周辺環境の様子など多角的なアドバイスを心がけながら電話やメールでのご相談にお答えしています。

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