お墓にかかる費用のこと
もうすぐ都立霊園の募集の時期になりますね。
公営墓地でも民間の公園墓地でも、一番気になるのはその費用だと思います。
今回はお墓にかかる費用の基本的なことをお話しします。
一般的にお墓の費用には、「永代使用料」と「墓石工事費」と「年間管理費」があります。
「永代使用料」とは、永代に渡ってお墓の土地を使用する権利を取得する費用のことです。
「墓石工事費」とは、お墓(墓碑)を建てるのにかかる費用のことで、墓石代(石材)と工事費になります。
「年間管理費」とは、墓地の共有施設の維持管理のための費用のことです。
年間管理費はほぼすべての霊園で必要となります。
また寺院墓地では「護持会費(志納金)」ともいわれます。
その使い道は、水道や休憩所等の霊園内の施設の維持管理や、また参道や植栽の整備などにあてられます。ご注意いただきたいのは、一般的に霊園では個々のお墓の敷地内のお掃除は致しません。
それはそれぞれの家の方が行なうものだからです。枯れた供花や古いお塔婆等の片付けには、年間管理費は使われません。
また合祀の永代供養墓の場合は年間管理費がかからない場合がほとんどですが、期間限定の個別埋葬型などでは年間管理費がかかる場合もあるため注意が必要です。