霊園・仏事の知っ得コラム

もしもスタッフ連載

7月8月はお盆の季節。

2025年06月28日

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お盆が近づいてきましたね。
全国的には8月13日~16日(15日)ですが、東京とその近郊では7月13~16日(7月盆)になります。
菩提寺がある方は、お寺様が家に来られて「盆棚(ぼんだな)」また「精霊棚(しょうりょうだな)」の前でお経(棚経)をあげてくださいます。

地域によって盆棚の飾り方やお供物は異なりますが、その準備についてお話します。
盆棚(精霊棚)とは、お盆に故人やご先祖様があの世から帰ってこられてすごしていただく場所のことです。

はじめに板や机を使って2~3段の棚を作ります。
棚にはマコモのゴザを敷き供物膳を供え、お線香や香炉を用意します。
ホウズキやミソハギなども飾り、キュウリとナスで作った馬と牛を置きます。
そうしてお仏壇からお位牌を盆棚に移します。
絵柄の盆提灯は盆棚の両側に飾り、お盆の間はずっと明かりをともしておきます。
ただ現代では、そうした準備ができない方も多いと思います。
その場合は小さなテーブル等をお仏壇やお写真の前に置き、その上にマコモのゴザを敷いて盆棚とします。小さなマコモのゴザと蓮の葉と牛馬はお盆セットとして仏具店や量販店などで販売されています。
また新盆の方は、「白紋天」という白い提灯を玄関の軒先に吊るします。
あの世から初めて帰ってくる故人が道に迷わないための目印ともいわれています。

もしもドットネット コラムスタッフPROFILE

正しいお墓の知識をもって適切なアドバイスを行なうスキルを証明する「お墓ディレクター」資格を保持。
数多くの霊園に実際に足を運び、霊園だけでなく周辺環境の様子など多角的なアドバイスを心がけながら電話やメールでのご相談にお答えしています。

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