霊園・仏事の知っ得コラム

もしもスタッフ連載

いまさら聞けない「永代供養墓」とは?

2025年07月05日

20250705.jpg

永代供養墓とは、故人の家族や親族に代わって、またお墓をお守りする方がいない場合にはその方に代わって、寺院や霊園が永代または一定の期間をご供養、管理をするお墓のシステムです。

お墓の後継者問題でこの永代供養墓を検討される方が増えている一方、その流れに乗って「永代供養墓」もまた変化を遂げています。

最近検討する方が増えている「樹木葬」や「納骨堂」もこの永代供養墓の一つです。
樹木葬・納骨堂・納骨壇・合祀墓・合葬墓等、名称は様々ありますが、これらは基本的に「永代供養墓」であることが多いです。

最初から合祀(遺骨を骨壺から取り出し、他の人の遺骨と一緒に埋葬する方法)になるものもあれば、一定期間は個別でのちに合祀になるもの、または永久的に合祀にならないもの、骨壺で納めるタイプ、骨袋で納めるタイプ、粉骨が必要なものなど、今や永代供養墓の形式は多岐にわたります。

一般的なお墓でも「永代供養制度」が付加されているケースも増えてきました。
こちらは、ご家族が健在なうちは一般的なお墓としてお参りができ、墓じまい費用、永代供養の費用なども含めて購入時に支払いを済ませることが多く、自分が最後の一人になってお墓を守ることができなくなった時は、費用をかけずに永代供養に移すことができる、というもの。

なかにはこの永代供養制度をあとから付けることができる霊園も出てきているとのこと。気になる方はご自身の墓所の管理事務所やお寺様へ一度お聞きになってみてください。

もしもドットネット コラムスタッフPROFILE

正しいお墓の知識をもって適切なアドバイスを行なうスキルを証明する「お墓ディレクター」資格を保持。
数多くの霊園に実際に足を運び、霊園だけでなく周辺環境の様子など多角的なアドバイスを心がけながら電話やメールでのご相談にお答えしています。

コラムスタッフ