喪中の範囲と喪中期間
10月に入ると喪中に関してのご相談をいただくようになります。
喪中の対象は? 喪中の期間は?といったご質問が多いのですが、それらは故人との関係によって決まります。
ただ、時代によってその内容は変化しており、現代では、一般的に次のようにい
われています。
まず故人がご両親など「一親等」や配偶者の場合は、喪中期間は一年間(足掛け一年、13か月)とされます。
また兄弟・祖父母など「二親等」の場合は、喪中期間は三ヶ月(90日)とされます。
伯父伯母など「三親等」の場合は、喪に服す方、服さない方、それぞれのお考えで決められることが多いようです。
それから喪中の過ごし方ですが、喪中の間は旅行や食事会や結婚式などの遊興や祝いごとを控えます。
新年の祝いのご挨拶も控えなければならないので、年賀状も出すことができません。
そのため、11月中に喪中はがき(年賀欠礼のはがき)を出すのです。
お正月祝いもできないため、松飾りや鏡餅も飾りません。
一年間(または三ヶ月)故人の供養のために喪に服して、身を慎んで過ごします。
また先方が喪中である時は、できるだけ食事や旅行などに誘わないようにし、
静かに過ごせるように心がけましょう。