お盆でいただいたお供えや香典へのお返しの仕方は?時期・相場・おすすめの品物まで解説

お盆の時期が近づくと、親戚や知人からお供え物(品物)や御香典(現金)をいただく機会が増えます。特に故人が亡くなって初めて迎える「新盆(初盆)」の法要では、多くのお供えが集まるものです。 そこで気になるのが、「お盆にいただいたお供えに対して、お返し(返礼品)は必要なのか?」という点ではないでしょうか。 今回は、お盆のお返しの必要性や金額の相場、贈る時期、掛け紙のマナーについて、葬儀や法事の一般的な慣習を交えて分かりやすく解説します。
1. お盆のお供えや香典にお返しは必要? 結論から言うと、お盆にいただいたお供えや香典へのお返しは、葬儀や法事の時と同じ考え方をします。 基本的には、お供えをいただいた方々へ感謝の気持ちを込めて、お返しの品物(返礼品)を用意するのが一般的です。ただし、地域や親族間のしきたりによっては「お互い様」としてお返しを不要とする場合もあります。迷った場合は、周囲の親戚や地域の慣習に詳しい方に確認してみると安心です。
2. お盆のお返しの金額相場は「1/3〜半返し」 お盆のお返しにかける費用の目安は、いただいた品物や香典の総額の「3分の1〜半分(半返し)」程度です。 ● 3,000円相当のお供えをいただいた場合:1,000円〜1,500円程度のお返し ● 5,000円の香典をいただいた場合:2,000円〜2,500円程度のお返し 【注意点】金額が少額だった場合は? いただいたお供え物の金額が控えめで、半返しにするとかえって少額すぎて品物を選びにくいというケースもあります。その場合は、無理にお返しの品物を贈るのではなく、丁寧なお礼の手紙(お礼状)をお送りするだけでも十分に気持ちは伝わります。
3. お盆のお返しにふさわしい品物と避けるべきタブー お返しの品物には、葬儀などと同様に「消え物(使ったり食べたりしてなくなるもの)」を選ぶのが定番のマナーです。 おすすめの品物 ● お茶・コーヒー・ジュース ● お菓子(和菓子・洋菓子など) ※お返しを直接手渡しできないケースも考慮し、日持ちがするもの(賞味期限が長いもの)や、小分けにできる個包装のものが特によく選ばれます。 避けるべきタブー(不向きな品物) ● 肉や魚(生の食品):「殺生」を意味し、仏事や死を連想させるため厳禁です。 ● お酒や華やかなお祝い用の品:お盆は故人を偲ぶ行事であるため、お祝い事を連想させるものは不向きです。
4. 掛け紙の表書きと水引のマナー お返しの品物には、必ず弔事用の「掛け紙」をつけます。 ● 表書き:「志」(こころざし)と書くのが全国的な一般的です。関西など一部の地域では「粗供養(そくよう)」と書くこともあります。 ● 水引:黒白または黄白の結び切り(一度きりであってほしいという意味)が印刷されたものを使用します。
5. お返しを贈る時期・タイミング お盆のお返しは、お供えをいただいてから極力速やかに手配しましょう。遅くともお盆を迎えたその月の内(8月中、7月盆の地域であれば7月中)には相手に届くようにお送りするのがマナーです。 直接お渡しできない遠方の方へ郵送や宅配で届ける場合には、品物だけでなく、感謝の気持ちを綴った「お礼状(挨拶状)」を添えてお送りすると、より丁寧で誠意が伝わります。






