霊園・仏事の知っ得コラム

もしもスタッフ連載

「終活」で考えるべきポイントとは?

2019年02月02日

早いもので、暦の上ではもうすぐ立春ですね。
とはいっても寒さ厳しく、コートやマフラーはまだまだ手放せません。

もしもドットネットでは、今年も「終活」に関するご相談を多くいただいています。
年賀状を整理したり、相続の計画を立てたり、また葬儀についての希望をノートに書き残したり・・・。
一言に「終活」といっても様々な内容があり、お墓についてのご相談も多く頂きます。

そこで「終活」で考えておくべきポイント、今回は特に「葬儀」と「お墓」についてご紹介したいと思います。syuukatu.jpg

【葬儀】ポイントとしては、

①葬儀の形式について
  家族葬や一般葬、一日葬や直葬など、近年では様々な形式があります。

②お帰りになるご安置先について
  病院等で亡くなられた場合、ご自宅にお帰りになるか、式場の霊安室などを利用するか、考えておくとスムーズです。

③宗教について
  同じ仏式でも、菩提寺がある方とない方ではその準備が異なる事も多いです。また神道や無宗教式の場合では、葬儀の内容も違ってきます。
  宗教・宗派はどこか、菩提寺があるか等、正しくご家族に伝えておくことが大切です。
 
④葬儀のお知らせをする範囲について
  最近は家族・親族だけの葬儀が増えていますが、会社・友人関係など、知らせるべき方のリストアップをしておくと良いですね。

⑤葬儀式場の場所について
  葬儀式場も各種ありますし、またご自宅での葬儀も可能です。

・・・等が挙げられます。
その他、遺影に使う写真を事前にご自身で選んでおかれる方も増えています。写真館でお気に入りの写真を撮影し、用意される方もいらっしゃるようです。
お葬式の基礎知識

【お墓】について

①霊園・墓地の名称と場所、連絡先
  日頃からご家族皆様でお墓参りをされている方は必要ないと思うのですが、そうでない場合はきちんと書き留めておき、ご家族に託しておくことが必要です。

②日頃行っているご供養について
  特に菩提寺がある方は、一年を通してどのような供養をしているか、お寺の行事に参加されているかという事などを、必要なお布施の金額と共に具体的に書き残しておく事が大切と思われます。
お子さんが遠方にお住まいであったりすると、お寺様とのお付き合いも少なくなり大切な行事についても知らない為に、後日困ってしまう事も実際に多くあります。
⇒コラム『お寺とのお付き合い・・・お子さんに伝えていますか?』

また最近では、「お墓を継ぐ人がいなくなりそうなので心配で・・・」といった方が増え、将来お墓を継ぐ方がいなくなっても、お寺や霊園にずっと供養をしてもらえる「永代供養墓」に関してのご相談も多いです。
その永代供養墓も、今ではビル型の室内墓や自然の中の樹木葬や、期間限定の墓石付永代供養墓など、様々な形態があるので、ご希望にあわせて慎重に選んで頂きたいと考えます。
⇒コラム『「お墓はいらない」その前に知っておきたい 新しい供養の形』

もしもドットネットではこうしたご相談も具体的に承っておりますので、お気軽にお問い合せ下さい。

最近はマスコミやインターネット等で「終活」が話題にもなっています。
特に葬儀やお墓に関する事では、ご自身のお考えだけでなく、ご家族や残される方のお気持ちも大切かと思います。
今回ご紹介した「終活」のポイントについて、ぜひご家族で話し合ってみてください。syuukatu2.jpg

もしもドットネット コラムスタッフPROFILE

正しいお墓の知識をもって適切なアドバイスを行なうスキルを証明する「お墓ディレクター」資格を保持。
数多くの霊園に実際に足を運び、霊園だけでなく周辺環境の様子など多角的なアドバイスを心がけながら電話やメールでのご相談にお答えしています。

コラムスタッフ